
メンズ化粧水の使い方や付け方が分からないという男性は多いと思います。
何でもそうですが、メンズ化粧水にも正しい使い方があり、間違った使い方を続けていると効果も感じられません。
この記事では、メンズ化粧水の正しい使い方を解説していきたいと思います。
- タイミング
- 付け方
- 付ける順番
- 回数
この記事を読むことでわかること!
◆洗顔後の化粧水を付ける正しいタイミング。
◆化粧水・美容液・乳液(保湿クリーム)・オールインワンの順番や正しい付け方。
◆洗顔以外でも化粧水を付けた方がいいケース。
Contents
メンズ化粧水の正しい使い方
メンズ化粧水の正しい使い方について解説していきます。
男性の場合は適当に付けてしまっている人が多いと思いますが、実はそれって結構もったいないんです。
メンズ化粧水の効果を十分に肌へ伝えられていないかもしれませんので、効果的に付けていきましょう。
男性のスキンケアの方法
まずは、『スキンケアってそもそも何?』というの人はスキンケアについて知っておく必要があります。
スキンケアとは、何もメンズ化粧水を付ければ終わりというわけではないのです。
- ①洗顔で顔の汚れや余分な皮脂を落とす。
- ②化粧水で保湿・整肌(せいき:肌の調子を整えること)。
- ③美容液で美容成分を取り入れる。
- ④乳液(保湿クリーム)で肌の水分が蒸発しないようにフタをする。
これが基本的なスキンケアの流れになります。
メンズ化粧水の役割について、もう少し詳しく見ていきましょう。
メンズ化粧水の役割
メンズ化粧水の役割は、肌に潤い成分を取り入れて肌を保湿し、その上で肌のキメを整えるのが大きな役割です。(使う化粧水の種類によっては、ほとんど整肌のみの場合もあるかもしれません。)
特に整肌が大きな役割と言えるのですが、これは下の画像を見た方がわかりやすいと思います。
肌の表面が荒れているのがわかると思いますが、男性の場合は間違った洗顔方法や髭剃りなどが原因で、肌の表面が荒れてしまうのですが、この状態だと水分が蒸発しやすいのでカサカサに乾燥してしまうのです。
もしくは、カサカサの肌を守るために、余分に皮脂を分泌してテカテカ顔になってしまいます。
そこで化粧水です。
化粧水を付けることで、肌表面のキメを整えてあげるわけですね。
乾燥肌でもオイリー肌でも、メンズスキンケアに化粧水は欠かせないのです。
その上で、メンズ化粧水を正しく付けていかなければ、その効果を十分に感じることはできません。
次は、メンズ化粧水の正しい付け方を解説していきます。
メンズ化粧水の基本的な付け方
メンズ化粧水は、適当に付けていけばいいわけではありません。
より肌に浸透するように付けていく必要があります。
そのためには、手の平の体温で化粧水を温めつつ、手の平でじんわりと押し込むようなイメージで付けていく必要があります。
手に広げて体温で温める
化粧水を手に取たら、手の平に伸ばしていきます。
伸ばしたら手の平の体温で少し温めるようにします。
そうすることで、より化粧水が肌になじみやすくなります。
また、手の平に伸ばすときは、擦ったりしないように優しく伸ばしましょう。
化粧水は内側から外側に向かって付ける
化粧水を付ける時は、顔の筋肉の流れに沿って内側から外側に向かって付けていくイメージで付けていきます。
ただし、擦りつけるように付けるのはNGです!
頬⇒鼻⇒おでこ⇒顎に、優しくスーッと伸ばしていくように付けていきましょう。
乾燥しやすい目元や口まわり・髪の毛の生え際は指で付ける
目元や口まわりは乾燥しやすい場所でありながら、面積が狭いため化粧水が付けにくいんです。
髪の毛の生え際なども付けにくい場所といえます。
狭くて付けにくい場所などは、指を使って付けていきましょう。
このときも擦るように付けたりはしないように注意します。
少量を重ね付けする
化粧水を付けるときは、ボトルのラベルに記載されている『適量(500円玉くらい)』を目安に手に取って付けていきますが、中には『適量』としか記載がないものもあります。
その場合は、少量を重ね付けしていくといいです。
10円玉くらいの大きさに化粧水を手に取り顔に付けていき、それを2~3回付けていく感じですね。
乾燥する季節や、乾燥肌・乾燥がひどい場所などにも、重ね付けは有効です。
大量の化粧水をバシャ~ッと付けるのではなく、少量を数回に分けて付けていくようにするといいでしょう。
手で覆うように密着仕上げ
化粧水を顔全体に付けたら、両手で覆うように密着仕上げをしましょう。
このときもこすったり叩いたりするのはNGです!
優しく包み込むようにじんわりと体温を伝えるイメージで肌になじませていきます。
続いて、美容液の付け方を解説していきます。
美容液の正しい付け方
美容液を使っている男性は少ないかもしれませんが、30代後半~40代以降の男性には特に必要になってくるものです。
シワやシミ・たるみが気になる部分が増えてくると、化粧水だけではカバーしきれないことも増えてきますからね。
美容液こそ肌に効果が現れて欲しいと期待しますが、化粧水とはまた付け方が違っているのです注意が必要です。
美容液も手の平で暖める
美容液は、化粧水の後に付けていきます。
美容成分が含まれている分、化粧水よりも少しとろみがあり、スーッと伸びていく感じです。
化粧水に比べて容量が少ないのですが、適量(記載がなければ2プッシュくらい)を手の平に出し体温で少し暖めます。
美容液を効果的に付けるためには、基本的には指の腹を使って下から上に付けていきます。
おでこの部分は下から上に向かってクルクル回していくイメージで、毛穴が気になる小鼻部分はバツを描くように付けていきます。
これは毛穴に美容成分がより入り込んでいくようにするためです。
- たるみが気になる部分は下から上に向かって少し圧をかけるように付ける
- シワが気になる部分はバツやマルを描くように付ける
このようなイメージで付けていくと、より美容成分を効率的に肌に馴染ませることができると思います。
乳液の正しい付け方
オールインワン化粧水などではない場合、乳液を必ず付けるようにしなければ、せっかく化粧水で保水した水分が蒸発してしまいます。
それを防ぐためにあるのが乳液(保湿クリーム)なのです。
乳液は油分なので、化粧水や美容液を付けた後に付けることで油分の膜を張って水分を逃がさないようにしてくれるのです。
つまり『保湿』ですね。
ですので、化粧水や美容液を付けた後は必ず乳液まで付けるようにしましょう。
乳液(保湿クリーム)は、適量(1プッシュもしくは乾燥が酷い場合は2プッシュくらい)を手に取り手の平の体温で少し暖めたら、顔全体を乳液でパックするイメージで付けていきます。
オイリー肌の人や顔がテカりやすい人は、少し少なめの量を顔全体に付けていきましょう。
乳液(保湿クリーム)は化粧水が角質層まで浸透してから付ける
化粧水や美容液を付けてからすぐに乳液を付けてはいけません。
化粧水や美容液は水分で、乳液(保湿クリーム)は油分です。
水分と油分が混ざり合ってしまうと、せっかくの化粧水や美容液の成分が肌に馴染んでくれません。
化粧水を付けてから、肌に水っぽさがなくなるまで待ってから乳液を付けるようにしましょう。
手の平の体温で少し温める
乳液を付ける時も適量を手に取って体温で温めます。
体温を乳液に伝えることで肌になじみやすくさせます。
適量の具体的な記載がなければ、10円玉くらいを手に取るといいでしょう。
顔の中心から外に向かって付ける
おでこ・頬・顎に、指でポンポンと付けていきます。
そして、中心から外側に向かって指の腹を使って伸ばしていきます。
このときも余計な力は必要ありません。
スーッと伸ばしていくイメージで優しく付けていきましょう。
乾燥しやすい場所・テカりやすい場所
男性の場合、おでこや鼻筋はテカりやすいですが、頬や口のまわり・目元などは乾燥しやすい場所です。
男性は髭剃りをするため、特に頬や口まわりの肌は荒れやすく乾燥しやすい場所といえます。
こういった乾燥しやすい場所には、乳液もしっかり付けるようにしましょう。
反対にテカりやすい場所は、念入りに付ける必要はありません。
オールインワン化粧水の正しい付け方
化粧水・美容液・乳液(保湿クリーム)を1つで補ってくれるオールインワン化粧水はとても便利ですが、この場合はどのように付ければいいのか?と考える人もいると思います。
基本的には美容液と同じイメージでOK!
オールインワン化粧水は、基本的には美容液と同じイメージで付けていくといいです。
オールインワン化粧水には美容成分も含まれているので、その美容成分をしっかり肌に伝えた方がいいですからね。
ただし、種類によってはサラサラしているものもあるので、肌を擦りすぎないように注意して下さい。
ZIGENオールインワンフェイスジェルのようなジェル系やクリーム系のオールインワンであれば、多少マッサージをするようなイメージで美容液を付ける感じでいいと思いますが、
ガレイドのプレミアムオールインワンのようなサラサラ系は化粧水を付けるようなイメージの方がいいでしょう。
メンズ化粧水を付けるタイミングは洗顔後と髭剃り後!
化粧水を付けるタイミングは洗顔の後です。
また男性の場合は髭を剃るので、髭剃り後にもしっかりとメンズ化粧水でケアをしましょう。
スキンケアは朝と夜の1日2回
スキンケアは朝と夜に2回行い、洗顔後に化粧水・美容液・乳液(保湿クリーム)を付けていきましょう。
ちょっとそれは面倒だなぁ・・・という人は、洗顔後にオールインワン化粧水を付けていきます。
特に夏の暑い時期や汗をかきやすい季節は朝も洗顔料を使って洗顔し、肌に付いた余分な皮脂や汚れをしっかりと落としてから化粧水などを付けた方がいいですが、秋や冬など乾燥する季節には朝はぬるま湯だけでの洗顔でもいいと思います。
特に乾燥肌の人は洗顔のし過ぎはには要注意で、必要な皮脂まで洗顔で落としてしまうと肌のバリア機能がなくなってしまうため、洗顔料を使うのは夜だけでもいいと思います。
洗顔もゴシゴシ洗うのではなく、泡立てネットを使ってモコモコに泡立て正しく洗顔しないと逆効果になるので注意が必要です。
自分の肌質に合わせて使い分けるようにしましょう。
髭剃り後もメンズ化粧水で肌をケアしよう
髭が濃い人であれば、毎朝髭を剃ると思います。
人によっては1日に2回髭剃りをする人もいるかもしれませんね。
髭を剃った後もしっかりとスキンケアを行います。
髭を剃ると肌の表面に摩擦が生じるので、肌の表面が荒れている状態になります。
このような状態になると、水分が蒸発しやくなり肌が乾燥してしまうので、化粧水で肌のキメを整えてあげる必要があります。
髭剃り後は必ず化粧水・美容液・乳液まで(もしくはオールインワン化粧水)を付けるようにしましょう。
メンズ化粧水の正しい使い方がわかったら、次はメンズ化粧水の選び方について見ていきましょう。
メンズ化粧水の選び方
メンズ化粧水は選び方も重要です。
①どんな保湿成分が配合されているか?
②肌質や肌の悩み(肌タイプ)に合っているか?
③使用感は自分に合っているか?
この3つです!
また、男性の場合は基本的にはメンズ用の化粧水を選んだ方がいいのですが、これが結構重要なんですね。
男性の肌質は女性とは違う?
男性と女性では肌の質が違っています。
大きく違うのは、肌の水分量と油分量です。
男性の肌 | 女性の肌 | |
水分量 | 少ない | 多い |
油分量 | 多い | 少ない |
このような肌質の違いがあるため、化粧水にも違いがあります。
私も女性用の化粧水(オールインワン)を使ったことがあるのですが、男性用と違ってベタベタタイプが多いようです。
実際にベタベタタイプを使うと、どうしても毎日付ける気にならないんですね。
ベタベタするということは、おそらく油分が多いからだと思うのですが私は我慢して使っていた結果、吹き出物ができました・・・
使い続けてこそ効果があるので、ベタベタしないメンズ用化粧水を選んだ方が無難です。
保湿重視!メンズ化粧水の成分が大切
メンズ用の化粧水(美容液やオールインワン含め)は、保湿成分がしっかり配合されているものを選びましょう。
これは男性の肌が女性と比べて水分量が少ないからです。
とは言っても、具体的な保湿成分が分からない男性は多いと思いますので、下記の3つの保湿成分を覚えておくといいと思います。
②ヒアルロン酸Na
③コラーゲン
特にセラミドは3つの中でもズバ抜けて保湿力が高い成分なので、セラミドが配合されているものを選ぶと間違いないです。
正確には、セラミドでもヒト型セラミドと呼ばれるものがいいのですが、目安としては3つの保湿成分の内2つ以上含まれているもを選ぶようにするとベストです。
ただし、市販されているメンズ化粧水にはよくても1つしか配合されてい場合がほとんどで、その分価格も安くなっています。
その場合は、美容液と乳液も必要になるので、3大保湿成分が含まれている美容液を選ぶようにしましょう。
肌質に合わせたメンズ化粧水を使う
肌質は大きく4つのタイプに分けられます。
男性に多い肌質は脂性肌(オイリー肌)だと思いますが、顔がテカる原因も実は肌の水分不足です。
洗顔や髭剃りで肌が荒れたりバリア機能が弱くなると、肌を外的刺激(紫外線やホコリなど)から守るために余計に皮脂を分泌しようとします。
男性の場合は洗顔や髭剃り後にスキンケアをしない人が多いので、結果として顔がテカりやすいのです。
年齢に合わせて選ぶことも大切
また、年齢によって化粧水を選ぶことも大切です。
肌の衰えが顕著にわかる30代以上の男性の場合は、保湿成分だけではなくエイジングケアの成分にも注目して選びたいところです。
もしくは、メンズ化粧水は保湿重視で選び、抗シワ試験実施済みのアイクリームなどを目元やほうれい線に付けて気になる箇所をケアする方法も有効です。
肌質や年齢に合わせて選んでいきましょう。
下記の記事では、肌質の調べ方や肌タイプ別のメンズ化粧水をまとめているのでぜひ参考にしてみて下さい。
「これってどうなの?」メンズスキンケアQ&A
これまでスキンケアをしてこなかった男性であれば、いろいろな疑問があると思います。
私がスキンケアを始めた当初に感じていた疑問は、これからスキンケアを始めようとしているあなたの疑問でもあると思うので、ぜひ参考にしていただければと思います!
Q.女性用の化粧水を男性が使ってもいいの?
特に女性用のオールインワン化粧水や美容液などは、とろみが強くベタベタする印象です。
女性の肌質は油分量が少ないからだと思います。
女性はスキンケアを若い時からやってますし、メイクも毎日のようにしているので抵抗はないでしょうが、男性は顔に何かを付けること自体が習慣がないのでかなり抵抗感を感じる人が多いと思います。
また、もともと油分が多い男性の肌質には合わないイメージもあります。
私も使ってみたことがありますが、吹き出物ができたこともありそれ以降使わないようになりました。
ただ、純粋に化粧水だけであれば比較的サラサラタイプが多いと思うので、女性用でも問題なく使えると思います。
Q.違うブランドのコスメを併用して使ってもいいの?
男性の場合はオールインワン化粧水で簡単に済ませる人がほとんどだと思いますので、違うブランドのコスメを併用することも少ないと思います。
私は年齢肌が気になるので、目元のシワやたるみ・ほうれい線にはプラスワンでコスメを併用しています。
メンズ化粧水も種類が増えてきているので、各メンズコスメの『いいとこ取り』をしているわけです。
・化粧水:バルクオム
・オールインワン:ガレイドorZIGEN
私はプラスワンでアイクリームを目元とほうれい線に使っています。
私の場合は、洗顔料はバルクオムが好きなので使っていて、化粧水もリンゴ果実培養細胞エキスという抗酸化力のある成分が含まれているバルクオムでエイジングケアを意識しています。
以前はバルクオムの乳液を使っていましたが、どうしても保湿力に物足りなさを感じたので乳液代わりにオールインワン化粧水(最近はガレイドにハマっている)を使って保湿力をカバーしています。
目元のシワやたるみも気になるので、抗シワ試験実施済みのアイクリーム(アイシア)をプラスワンで使ってさらにエイジングケアを意識しています。
基本的にアイクリームは高濃度の美容成分が配合されているので、ほうれい線にも使えます。
このような感じで、自分に必要な成分をプラスワンで取り入れてもOKなので、異なるブランドコスメを併用しても問題ありません。
Q.メンズ化粧水だけでシワは消えるの?
顔のシワが気になる人には少しショックかもしれませんが、基本的には化粧水だけではシワは消えないです。
乾燥による小ジワなどは薄くなるかもしれませんが、肌の保湿力を一時的に保つくらいの効果しかありません。
ですので抗シワ試験実施済みのアイクリームなどをプラスワンで使うなどしてエイジングケアをしていくことが大切なのですね。
また、そもそもシワを作らない努力も必要です。
- 日焼け止めで紫外線の影響を受けないようにする
- マッサージなどで表情筋を鍛える
- 美顔ローラーなども取り入れる
このように多方面からケアをしていくことでシワができにくい・目立たないようになってきます。
化粧水などのコスメだけでは限界があることを知っておきましょう。
メンズ化粧水を正しく使ってスキンケアをしよう!
今回のポイントはこちらでした。
今回のポイント!
◆洗顔⇒化粧水⇒美容液⇒乳液(保湿クリーム)が正しい順番。
◆オールインワン化粧水なら、洗顔⇒オールインワン化粧水でもOK。
◆化粧水・美容液・乳液・オールインワンそれぞれ付け方に違いがあるので注意が必要。
◆化粧水を付けるタイミングは洗顔後やヒゲ剃り後。
◆化粧水は女性用を選んでも問題ないが、使用感や男性肌にはメンズ用が合っている。
◆メンズ化粧水は3大保湿成分を目安に選ぶ。
◆肌タイプに合わせてメンズ化粧水を選ぶことが大切。
◆ブランドの併用もOK。年齢肌にはプラスワンのケアがおすすめ。
男性はスキンケアの習慣がないのでメンズ化粧水も適当に付けがちですが、それはとてももったいないことです。
せっかくスキンケアを取り入れても、その効果を効果的に感じることができなくなってしまいます。
化粧水・美容液・乳液にはそれぞれの役割をちゃんと理解した上で使っていきましょう。
ブログランキングに参加しています!
応援していただけると本当に嬉しいです^-^